無理だよ。
ダメだ。嫌おうとしても遥は近づいてくる。
どうすれば......。
「消えたい」
そうだ。消えればいいんだ...
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死へ2
「怖いよ...」
遥が近づいて笑顔な自分
このまま信じてよいのか悩む心の闇...
いつしか遥と一緒に話すと
笑いながら
「お前、怖いよ。」
と、言うようになった。
どうすれば...。
どうすれば...。
遥が近づいてこなくなるのだろう...
いつしか、過去の自分を思い出すようになった。
親の言いなりの自分・・・
荒れていた自分・・・
そして、今。
『しきりに消えたいと言う自分・・・』
そうだ。
消えればいいんだ。
ダメだ。それなら、遥が・・・。
いいんだ。消えれば。
その頃からそう想うようになった。