無理だよ。

ダメだ。嫌おうとしても遥は近づいてくる。

どうすれば......。

「消えたい」

そうだ。消えればいいんだ...

---------------------

死へ2

 

「怖いよ...」

 

遥が近づいて笑顔な自分

このまま信じてよいのか悩む心の闇...

 

いつしか遥と一緒に話すと

笑いながら

 

「お前、怖いよ。」

 

と、言うようになった。

 

どうすれば...。

どうすれば...。

遥が近づいてこなくなるのだろう...

 

いつしか、過去の自分を思い出すようになった。

 

親の言いなりの自分・・・

荒れていた自分・・・

そして、今。

 

『しきりに消えたいと言う自分・・・』

 

そうだ。

消えればいいんだ。

 

ダメだ。それなら、遥が・・・。

いいんだ。消えれば。

 

その頃からそう想うようになった。

 

                                       NEXT