仲の良い同級生ができた。
だけど、
裏切られるのが怖かった。
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死へ1
遥と出逢って、3ヶ月がたとうとしていた。
もう7月。
夏休みまで後1ヶ月ぐらいだった。
相変わらず、遥は、
「おはよう。空。」
いつもように、教室で話しかけてくる。
時には、
過去の話、好きな音楽、好きな食べ物......
色々な話をしてくれた。
さすがに過去の話は辛かった。
だけれど、
寂しがりやの自分にとって
話しかけられるだけでも、嬉しかった。
その一方で、
「裏切り」
その言葉が邪魔をする。
いつも
「信じてよいのかな」
なんて想って
本当の友達にはなれなかった。